目次
1. 定期預金とは?まずは基礎を理解しよう
普通預金との違いと定期預金の特徴
定期預金は、あらかじめ預金期間を決めてお金を預け入れ、その期間中は原則として引き出せない代わりに、普通預金よりも高い金利が受け取れる預金商品だワン。
通常、普通預金はいつでも出し入れできる反面、金利がかなり低いことが多い。定期預金は預金を一定期間ロックする代わりに、より高利を期待できる。
ただし、中途解約をすると金利が極端に低くなる “解約利率” が適用されることが多い点には注意が必要。
また、得られる利息には 税金(源泉分離課税、約20.315%) がかかるため、提示金利だけで判断せず 税引後の手取りを比較すること が肝心だワン。
提示金利は税引前の表示。実質的な利回りで比較しよう
みらい犬
2. 金利ランキング:注目の銀行・金利例(2025年)
5年定期・10年定期で際立つ銀行例
まずは、長期定期で高金利を提示している代表例を見てみようワン。
「5年定期」および「10年定期」のランキング上位例は以下の通り。
期間 | 銀行 | 金利(税引前) |
---|---|---|
5年定期 | あおぞら銀行 | 0.950% |
5年定期 | SBI新生銀行 | 0.850% |
5年定期 | 大和ネクスト銀行 | 0.700% |
10年定期 | ソニー銀行 | 0.700% |
10年定期 | メガバンク等・地方銀行 | 0.500%程度 |
なお、ネット銀行・キャンペーン型も含めると、短期定期(3か月・1年など)で 1%超前後 の金利を提示する例もちらほら見られる。
みらい犬
3. 金利だけじゃない!賢い定期預金選びのポイント5
① 税引後の手取り利回りを忘れない
銀行が表示する金利は税引前利率。実際に受け取る利息は 約20.315% の税金が差し引かれる。
なので、高い金利ほど税引後の差は大きくなる。利息を計算する際は税引後で比較してみて。
② 預入期間と資金の流動性を意識する
長期間預ければ金利優遇が得られることは多いが、途中でお金が必要になったとき動かせないリスクがある。
将来的な使途・予備資金を残したうえで期間を選ぼう。
③ キャンペーン金利・条件付き金利の条件を確認
魅力的な高金利を提示する定期預金の多くには「新規口座限定・預入額条件・期間限定」などの制約がある。
これらの条件を満たさなければ通常金利に戻ることもあるので、契約前に約款をよく読む必要がある。
④ 複利型と単利型の違いを知っておく
複利型は利息が元本に組み込まれて再投資されるタイプ。一方、単利型は元本に対してのみ利息が付き、再投資されない。
長期になればなるほど 複利型の方が実効利回りで有利 になる傾向がある。
⑤ 金融機関の信用度・運営体力も見る
いくら金利が高くても、銀行の信用度が不安定であればリスクもある。大手銀行や信用のあるネット銀行を選ぶことが安心材料になる。
4. 利息シミュレーションで見える「手取りの差」
100万円を5年定期で預けたときの比較例
以下は金利が 0.95% と 0.70% の2ケースを例に、税引後の手取り利息を比較した表だワン。
金利(税引前) | 総利息(税引前) | 源泉税・控除後 | 手取り利息 |
---|---|---|---|
0.95% | 100万円 × 0.0095 × 5年 = 47,500円 | 約 47,500 × 0.20315 = 9,639円 | 約 37,861円 |
0.70% | 100万円 × 0.0070 × 5年 = 35,000円 | 約 35,000 × 0.20315 = 7,109円 | 約 27,891円 |
このように、見かけの金利差が手取りで大きく響くことがわかるワン。
5. まとめ|金利ランキングに踊らされず賢く選ぶために
定期預金選びの最終チェックポイント
定期預金は金利が普通預金より高いが、流動性を犠牲にする
長期定期で高金利を出す銀行は限られており、ランキング例を参考にするのは有効
ただし提示金利だけでは不十分。税引後手取り・契約条件を必ず確認すること
キャンペーン型金利には条件制限がつくことが多く、その落とし穴を見落とさない
複利型と単利型、銀行の信頼性も含めた総合判断が大切
「ランキングで1位」だからすぐに飛びつくのではなく、自分の資金状況・期間・目的を加味して選ぶことが、失敗しない定期預金選びのコツだワン。
次は「あなたが預けたい期間(3か月・1年・5年など)でのランキング」も出せるから、希望があれば教えてワン!どうする?