目次
1. 雑所得ってなに?
「給与以外のちょこちょこ収入」が対象です
雑所得(ざつしょとく)とは、給与や事業所得などの“主な所得”以外の、その他いろんな収入をまとめたカテゴリのことです。
たとえばこんな収入が「雑所得」にあたります👇
副業収入(アフィリエイト・ブログ・動画収入など)
ポイントサイトやフリマアプリの収益
年金(公的年金も雑所得)
仮想通貨のマイニング報酬
原稿料や講演料(継続していない一時的なもの)
雑所得とは、メインの仕事以外で得た「その他の収入」をまとめた分類です。
みらい犬
ちょっとした収入でも、雑所得として税金がかかることがあるワンよ〜
2. 雑所得の税率ってどう決まるの?
所得金額に応じて「累進課税」で決まります
雑所得は「総合課税」扱いとなり、給与などの所得と合算して税率が決まります。
つまり、所得が高くなればなるほど税率も上がる「累進課税方式」です。
雑所得には「総合課税」が適用され、他の所得と合算して税率が決まります。
📌 所得税の累進税率は以下の通りです:
課税所得 | 所得税率 | 控除額 |
---|---|---|
〜195万円 | 5% | 0円 |
195万〜330万円 | 10% | 97,500円 |
330万〜695万円 | 20% | 427,500円 |
695万〜900万円 | 23% | 636,000円 |
900万〜1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万〜4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
みらい犬
収入が増えると、雑所得にも高い税率がかかってくるワン〜
副業で年間20万円の利益が出た場合
たとえば給与収入が400万円の人が、副業で20万円の雑所得を得たとすると…
課税所得は約320万円
雑所得にも「所得税10%+住民税10%」=20%の税率が適用
税額:20万円 × 20% = 約4万円
雑所得にも住民税10%が上乗せされるため、実質の税負担は想像より高くなります。
みらい犬
特に住民税は忘れやすいから注意だワン〜
3. 雑所得でよくある注意点
「20万円以下なら申告不要」は例外あり
「20万円以下なら確定申告しなくてOK」は、年末調整済みの給与所得者に限ります。フリーランスや副業の内容によっては例外も。
副業収入が20万円以下でも、住民税の申告が必要なケースがあります。
みらい犬
市役所への住民税申告は忘れないようにするワン♪
「収入 − 経費」で雑所得は減らせる
例えば、パソコン購入費・ネット代・書籍など、収入に関連した支出は「必要経費」として計上できます。
経費をしっかり記録しておけば、課税される雑所得をぐっと減らせます。
みらい犬
レシートやメモも大事にとっておくワン〜
4. 雑所得の確定申告の流れ
① 収入と経費を集計する
副業の収入・振込履歴・経費などをノートやExcelでまとめておきましょう。
雑所得の正しい申告には、収入と経費の記録が欠かせません。
みらい犬
日々の記録がいちばんの節税になるワンよ♪
② 国税庁の「申告書等作成コーナー」で入力
スマホやパソコンでかんたんに入力できます。画面の案内にそって進めるだけ。
税務署に行かなくても、ネットで申告は完結できます!
みらい犬
「申告ってむずかしそう…」って思ってたママにもおすすめだワン♪
③ e-Taxまたは紙で提出
e-Tax(電子申告)なら、混雑する税務署に行かなくてOK!
マイナンバーカードがあれば、自宅からでも申告できちゃいます。
みらい犬
ボクもe-Tax派だワン♪
5. まとめ|雑所得の税率は「人によって違う」!
雑所得の税率は、あなたの年収や課税所得によって大きく変わります。
一律ではなく、住民税や他の所得との兼ね合いが大きなポイントです。
「雑所得の税率は人それぞれ」だから、自分の収入状況に合わせて正しく理解しておこう!
みらい犬
副業も趣味も、しっかり守って楽しくやっていこうワン〜!