目次
1. 被保険者ってなに?3つの区分がある理由
すべての20〜60歳の人が「年金に加入」しています
日本の公的年金制度では、国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が、何らかの年金保険に加入する義務があります。この加入者を「被保険者」と呼び、働き方や収入に応じて以下の3つに分けられています:
第1号被保険者
第2号被保険者
第3号被保険者
みらい犬
年金のしくみってむずかしそうだけど…
「3つの分類」を覚えるとグッとわかりやすくなるワンよ♪
「3つの分類」を覚えるとグッとわかりやすくなるワンよ♪
2. 第1号・第2号・第3号被保険者の違いは?
それぞれの特徴をカンタンに表で比較!
被保険者の種類 | 対象者 | 年金の種類 | 保険料の支払方法 |
---|---|---|---|
第1号 | 自営業・フリーランス・学生など | 国民年金のみ | 本人が直接納付(月額16,980円※2025年度) |
第2号 | 会社員・公務員 | 厚生年金+国民年金 | 給与天引き(会社と折半) |
第3号 | 第2号に扶養される配偶者(主に専業主婦) | 国民年金 | 本人の負担なし(配偶者の厚生年金から賄われる) |
みらい犬
ボクのママはパートだから、昔は第3号だったけど、今は第1号になったワン!
働き方によって区分が変わるから、ちゃんとチェックしておくと安心ワン〜!
働き方によって区分が変わるから、ちゃんとチェックしておくと安心ワン〜!
3. それぞれの区分に該当する人の具体例
第1号:自営業や扶養外パートなど
自営業・農業・個人事業主
フリーランス(ブロガー・デザイナー・ライター等)
専業主婦・主夫で第2号に扶養されていない人
パート・アルバイトで年収130万円以上など扶養外の人
学生(ただし「学生納付特例制度」が利用可)
第2号:企業に勤務する会社員や公務員
正社員
派遣社員
フルタイム契約社員
国家・地方公務員
会社が年金保険料の半分を負担し、給与から天引きされます。
第3号:扶養に入っている配偶者(主に主婦)
会社員や公務員に扶養されている配偶者(年収130万円未満が目安)
自分では保険料を支払わない(保険料は国が負担)
みらい犬
「専業主婦でも年金に入ってる」って意外に知られてないワン!
第3号なら保険料の支払いはナシでも将来の年金受給にカウントされるワン!
第3号なら保険料の支払いはナシでも将来の年金受給にカウントされるワン!
4. 区分は変わる?結婚・転職・退職で見直しを
ライフイベントで「被保険者の種別」が変わることも
以下のような場合、被保険者の区分が変わる可能性があります:
結婚して扶養に入る → 第1号 → 第3号へ
就職して厚生年金に加入 → 第1号 → 第2号へ
退職してフリーランスになる → 第2号 → 第1号へ
💡 区分が変わったときは、年金事務所または市区町村役場への届出が必要です。
5. まとめ|自分の被保険者区分を知ることが年金の第一歩!
年金制度を正しく理解するには、まず「自分がどの区分に該当するのか?」を知ることが第一歩です。
それぞれの違いをおさらいすると…
第1号:自営業やフリーランス、自分で保険料を払う
第2号:会社員・公務員、給与天引き&会社が半分負担
第3号:扶養内の配偶者、本人の支払いナシで保障あり
みらい犬
「知らない間に損してた!」なんてことがないように、
今の自分の区分をちゃんと確認しておこうワンね!
今の自分の区分をちゃんと確認しておこうワンね!