目次
1. 被保険者区分が変わるってどういうこと?
人生の転機で「年金の立場」も変わるワン!
日本の年金制度では、20歳から60歳までの間に「どの立場で年金に加入していたか」によって、年金の種類と受給額が決まります。
よくある例:
学生やフリーランス時代は第1号被保険者
結婚して専業主婦(夫)になると第3号被保険者
就職して会社員になると第2号被保険者
📝 このように区分が変わっても、将来の年金額は「加入期間の合計」で計算されるから安心ワン♪
みらい犬
安心してほしいワンよ♪
2. 年金の計算は「加入区分ごと」に分けて行う
基本はこの2本立てワン!
すべての加入者が受け取れる:
老齢基礎年金(第1号・第2号・第3号 共通)
働いていた期間(第2号のみ)が対象:
老齢厚生年金(会社員・公務員など)
💡 ポイント:加入していた期間ごとに「それぞれの年金額」が計算され、合算されて支給されるワン!
3. 加入区分別の計算方法
① 第1号被保険者期間(自営業・学生など)
加入していた期間(納付済期間+免除期間)に応じて、老齢基礎年金が決まります。
例)5年間(60ヶ月)納付していた場合:
満額:817,000円 ×(60 ÷ 480)= 約102,125円/年(2025年度)
② 第3号被保険者期間(扶養の配偶者)
保険料の負担はないけれど、基礎年金にはカウントされます。
例)10年間扶養に入っていた場合:
817,000円 ×(120 ÷ 480)= 約204,250円/年
③ 第2号被保険者期間(会社員・公務員)
この期間は老齢基礎年金に加え、老齢厚生年金も支給されます。
基礎年金:817,000円 ×(加入月数 ÷ 480)
厚生年金:報酬に応じて別途計算(平均報酬 × 5.481/1,000 × 加入月数)
📝 年収が高いほど厚生年金は増え、受け取り額が大きくなります。
4. 実例でシミュレーション!
Aさん(女性)の加入履歴
20〜25歳:フリーター(第1号)→ 5年
26〜35歳:専業主婦(第3号)→ 10年
36〜60歳:会社員(第2号)→ 25年
💰 年金受給額の目安:
老齢基礎年金:817,000円 ×(5+10+25)/480 ≒ 817,000円 × (40/40) = 817,000円(満額)
老齢厚生年金:加入25年・平均報酬月額25万円なら → 約55,000円〜60,000円/月上乗せ
▶ 合計年金:基礎年金 約68,000円+厚生年金 約55,000円 ≒ 月123,000円前後
みらい犬
コツコツ記録されているってありがたいワンね!
5. 注意点|記録のモレがないか必ず確認しよう!
加入区分が変わるときは「手続き」が大事!
結婚して扶養に入るとき:第1号 → 第3号の切替届
扶養を外れて働くとき:第3号 → 第2号への切替
この届出がされていないと、「未納」扱いになってしまう可能性も!
💡「ねんきんネット」や「年金定期便」で記録を確認することを忘れずに♪
6. まとめ|区分が変わっても年金はしっかり計算される!
被保険者の区分が変わっても、各期間の記録はすべてしっかり積み上げられており、将来の年金額に反映されます。
ポイントは:
年金は「区分ごと」に計算され、合算されて支給される
第1号・第3号は基礎年金のみ
第2号期間には厚生年金が加算される
手続きミスや記録モレに注意!
みらい犬
ちゃんと年金に反映されてるワン!
記録と手続きは忘れずにチェックだワンね♪