配偶者が亡くなったとき、子どもがいる家庭にとって「遺族年金がいくらもらえるのか」は生活を左右する重大な問題です。この記事では、子どもがいる場合の遺族年金の計算方法や加算制度をわかりやすく解説します。
遺族年金の種類と基本的な仕組み
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遺族年金には大きく2種類あります。
- 遺族基礎年金:国民年金に加入していた人が亡くなった場合に支給される。子どもがいる配偶者、または子ども自身が対象。
- 遺族厚生年金:会社員・公務員など厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に支給される。配偶者(子の有無を問わず)、子ども、父母なども対象になりえる。
会社員の配偶者が亡くなった場合は、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受け取れる可能性があります。自営業者の場合は遺族基礎年金のみとなるため、受給額に大きな差が出ます。
受給要件:子どもの年齢制限に注意
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遺族年金制度における「子ども」とは、以下のいずれかに該当する人を指します(2025年4月時点)。
- 18歳到達後の最初の3月31日までの子ども(高校卒業相当まで)
- 20歳未満で障害等級1級または2級に該当する子ども
子どもが上記の年齢・条件を満たさなくなると、遺族基礎年金は受け取れなくなります。なお、遺族厚生年金は子どもの年齢に関係なく配偶者が受け取ることができます。
遺族基礎年金の金額:子どもがいるといくらもらえる?
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遺族基礎年金の年間受給額は以下の式で計算されます(金額は2024年度・68歳以下の場合)。
遺族基礎年金 = 816,000円(基本額)+ 子の加算額
| 子どもの人数 | 子の加算額(年額) | 合計年額の目安 |
|---|---|---|
| 1人 | 234,800円 | 約1,050,800円 |
| 2人 | 234,800円×2=469,600円 | 約1,285,600円 |
| 3人目以降 | 1人につき78,300円を加算 | 3人の場合:約1,363,900円 |
※金額は毎年改定されます。最新の金額は日本年金機構の公式サイトでご確認ください。
月額に換算すると、子ども1人の場合は月約87,567円、子ども2人の場合は月約107,133円が目安となります。
遺族厚生年金の金額:会社員の配偶者が亡くなった場合
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遺族厚生年金の年間受給額は、亡くなった方の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3が基本となります。
遺族厚生年金(年額) = 老齢厚生年金の報酬比例部分 × 3/4
報酬比例部分の簡易計算式
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報酬比例部分の計算は以下の通りです(2003年4月以降加入分の場合)。
報酬比例部分 ≒ 平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数
たとえば、平均標準報酬額30万円・加入月数240ヶ月(20年)の場合:
- 報酬比例部分 = 300,000円 × 5.481/1000 × 240 ≒ 約394,632円(年額)
- 遺族厚生年金 = 394,632円 × 3/4 ≒ 約295,974円(年額)
また、厚生年金の加入月数が300ヶ月(25年)未満の場合は、300ヶ月加入したとみなして計算する「最低保証」の仕組みがあります。
中高齢寡婦加算・経過的寡婦加算にも注目
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子どもが18歳になって遺族基礎年金が終了した後も、中高齢寡婦加算が支給される場合があります。
- 対象:夫が死亡したとき、妻が40歳以上65歳未満で、子がいない場合(または子が年齢要件を外れた後)
- 加算額:年額612,000円(2024年度)※毎年改定
これにより、子どもが成人した後も一定期間は収入が下支えされます。詳細な要件は日本年金機構にご確認ください。
【シミュレーター】遺族年金の受給額を試算してみよう
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下記のシミュレーターに情報を入力すると、遺族基礎年金・遺族厚生年金の受給額目安をかんたんに試算できます。あくまで概算ですので、正確な金額は年金事務所や日本年金機構にご相談ください。
本シミュレーターは2024年度の年金額を基に試算しています。遺族基礎年金の基本額は795,000円(令和6年度額)を使用し、子の加算は第1・2子各228,700円、第3子以降76,200円で計算しています。遺族厚生年金は平均標準報酬月額と加入月数(最低300月みなし)をもとに簡易計算したものであり、実際の受給額は日本年金機構の審査結果によって異なります。税金・他の収入による影響は考慮しておりませんので、詳細は年金事務所にご相談ください。
試算結果はあくまで参考値です。実際の受給額は加入歴・給与実績・家族構成などによって異なります。詳細は日本年金機構の公式サイトまたは最寄りの年金事務所でご確認ください。
まとめ:子どもがいる場合の遺族年金は「基礎+加算」が鍵
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この記事のポイントをまとめます。
- 遺族年金には遺族基礎年金(国民年金加入者対象)と遺族厚生年金(厚生年金加入者対象)の2種類がある。
- 子どもがいる場合、遺族基礎年金は基本額816,000円+子の加算額で計算される(2024年度)。
- 子どもが2人なら年約128万円、3人なら年約136万円が目安。
- 遺族厚生年金は亡くなった方の報酬比例部分の4分の3が支給される。
- 子どもが18歳を過ぎると遺族基礎年金は終了するが、中高齢寡婦加算が適用されるケースもある。
- 金額は毎年改定されるため、最新情報は日本年金機構または年金事務所で必ず確認すること。
万一のときに慌てないよう、「ねんきん定期便」で加入状況を確認したり、年金事務所に相談したりして、家族の備えを整えておきましょう。
※本記事の情報は2024年度時点の制度・金額を基に作成しています。年金制度や給付額は毎年改定されることがあります。正確な受給額・要件については、日本年金機構の公式サイトまたは最寄りの年金事務所にてご確認ください。本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や投資を勧めるものではありません。
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